こんにちは。
皆さん、どうお過ごしでしょうか。
私は職場がコロナの影響で休業になり、自宅で読書やゲームをして過ごしています。(感染者が出た訳ではありません)
短期のアルバイトをしたいんですが、コロナが怖くて外出できないんですよね。
さて、今回も「転生したらスライムだった件」の小説2巻のネタバレ解説をしていこうと思います。
シズを取り込んだ事で人間の姿になれるようになったリムルは、今まで欲しくて仕方がなかった味覚を得ました。
これからは一緒に食事を摂ると言ったリムルの為に、ホブゴブリン達は宴を開こうと食料調達に励みます。
その間リムルは封印の洞窟の奥で、イフリートを捕食した事で新しく使えるようになったスキルの確認と練習をしていました。
炎や雷を自在に撃てるって、それってもうスライムのレベルじゃないんじゃない?と思う程リムルは強くなっています。
洞窟から出て村に帰ろうとしたリムルは、戦闘の気配を感知しその場所へ駆けつけます。
戦っていたのは食料を調達していたホブゴブリン達と、森の上位種族の【オーガ】達でした。
ホブゴブリン達を下がらせ、自分一人で相手をするリムル。
圧倒的な力を見せ付けてその場を収め、ひとまず村へ案内して詳しい話を聞く事になります。
【仮面の魔人】と【オーク】の群れに襲われたと言うオーガ達。
その目的は分からないものの、自分達の村も巻き込まれるのではと思ったリムルは、オーガ達に「オークの首魁を討つまで」とした上で自分の部下になる事を提案します。
それを受け入れたオーガ達にリムルは、オーガの赤髪の青年を【紅丸(ベニマル)】、桃色の髪の少女を【朱菜(シュナ)】、青髪の青年を【蒼影(ソウエイ)】、紫髪の女性を【紫苑(シオン)】、白髪の老人を【白老(ハクロウ)】、黒髪の男を【黒兵衛(クロベエ)】と名付け、彼らはオーガから【鬼人(キジン)】へと進化を果たしました。
ジュラの大森林の中央に位置する【シス湖】。
そこは【リザードマン】が暮らす湿地帯です。
リザードマンの住処にも、オークの軍勢が進軍しているとの情報が入っていました。
しかもオーク軍が20万匹という規模になっていると報告を受けたリザードマンの首領によって、オークを率いる王【オークロード】が出現した可能性が示唆されます。
戦闘が始まる前に打てる手を全て打つべきだと考えた首領は、名持ちである息子【ガビル】に援軍としてゴブリンの協力を取り付けるよう命じ送り出すのでした。
しかし自信過剰なガビルは今のまま年老いた父に従う事に不満を抱き、自分が首領になる野望を抱いていました。
オークとの決戦を期に、父の代わりに自分が一族を率いる首領交代を目論みます。
オークに怯える近隣のゴブリン村を次々と配下に加え、ついにリムルの村へもやって来たガビル一行。
わざわざ先触れを出し「村の者総出で出迎えよ!」とまで命令する始末。
仕方なしにリムル、リグルド、ベニマル、ハクロウで待っていると、気を利かせたシオンがお茶を持ってきます。
が。
持ってきた物はワカメのような怪しい草が湯飲みからはみ出している、決して飲み物とは呼べない物体でした。
ベニマルとハクロウはシオンの料理の腕前を知っていたようで、それを見て完全に沈黙。
リムルが覚悟を決めて湯飲みに手を伸ばそうとしたその時。
見回りから帰ってきたホブゴブリンの【ゴブタ】が「自分、丁度ノドが乾いていたっす!」と、横から湯飲みを手に取り飲み干しました。
般若の形相になるシオン。
しかしゴブタが口から泡を吹き、倒れて痙攣するのを見たリムルから「料理を作る時はベニマルの許可を得てから」と厳命され、項垂れるのでした。(勿論ベニマルからの抗議は無視です)
しばらくしてからやってくるガビル一行。
「我輩の配下に加わるチャンスをやろう!」と言い放ち、リムル達を唖然とさせます。
更に「牙狼族を飼い馴らした者を幹部として引き立てる」と宣言しますが、スライム形態のリムルが名乗り出ても鼻で笑われ、証拠を見せろとまで言われてしまいます。
残念ながらそれほどまでに弱い魔物なのです、普通のスライムは。
しかし目の前に居るのは最強スライムなんですがね。
牙狼族から進化した嵐牙がリムルの命令で応対し、先程シオンのお茶(?)を飲んで【毒耐性】を身に付けて復活したゴブタが代表として戦う事になります。
勝てば専用武器を作ってもらえる、負ければシオンの料理をご馳走してやるという条件付きです。
その戦いの結果は、ボコボコにやられるのではないかと思うリムルの考えに反して一瞬でゴブタの勝利が決まります。
自分達のリーダーが倒された事で固まっていたリザードマン達は、気絶したガビルを連れて引き上げて行きました。
ガビル達が去った後、リムルは主だった配下達を集めて緊急会議を始めました。
数百年に一度の確率で産まれてくるというオークロードが誕生したのではないか。
それに加え、20万のオークが鎧を身に付けている事から、武具を用意した謎の勢力の存在があるのではないか。
更には滅ぼされたオーガの里に、オーガやオークの死体すら残っていなかった事から、オーク達の目的が色んな種族を捕食・吸収する事によって能力を強化していく事だと知ります。
会議の最中、偵察を行っていたソウエイの【分身体】にジュラの大森林の管理者【ドライアド】の【トレイニー】が接触してきました。
そしてオークロードの誕生と、それを裏で操る者が居ると告げ、トレイニーから正式にリムルへオークロードの討伐を依頼されるのでした。
トレイニーを加えて会議は続行されます。
リザードマンと手を組む為にソウエイが先触れとして派遣され、そしてリムル達も湿地帯へ向けて出発する準備を整えるのでした。
リザードマンの住処まで【影移動】でやってきたソウエイは、リザードマン達に警戒されながらも首領の前まで案内されます。
7日後に同盟締結をするという約束を交わし、リザードマン達は期日まで迷路のような洞窟内で籠城する事になりました。
籠城して4日目。
ガビルがゴブリン達との交渉から帰還しました。
自分が帰って来たからには大丈夫、攻勢に出ようというガビルに対し、父親である首領は3日後の同盟締結まで籠城戦を続けると告げます。
何処の誰とも分からぬ相手を頼りにするなど、ガビルの許容できる事ではありませんでした。
ガビルは謀反を起こし、首領や妹である親衛隊長を捕らえて拘束してしまいます。
しかし首領は一瞬の隙をついて娘である親衛隊長を逃がし、リムル達に現状を伝える為に送り出しました。
ガビルの戦法は、最初は効果のあるものでした。
しかしオークロードの恐ろしさを知る首領と、知らないガビルの違いが徐々に戦いの結果を変えていきます。
リザードマンの能力を取り込んだオークがガビル達を取り囲み、完全に戦場で孤立してしまったのです。
そしてガビルが致命的な攻撃を受ける瞬間、聞き覚えのある声と共に突き飛ばされて一命を取り留め、戦況はここから大きく変わっていくのでした。
決戦の狼煙を上げろ!
1日で出陣準備を整えたリムル達は、精鋭メンバーのみを引き連れて湿地帯を目指して出発しました。
途中でオーク達に襲われていたリザードマンの親衛隊長を救出し、彼女を首領の代理として同盟を締結します。
ソウエイにリザードマン首領の救出を命じ、リムル達も戦場となっている湿地帯へ向かうのでした。
戦場に到着し、思い思いの攻撃でオーク達を殲滅するベニマル達。
圧倒的な力の前に、20万も居たオーク達はどんどん数を減らしていきます。
水晶球越しに戦場を見ていた【ゲルミュッド】は、怒りのままに水晶球を地面に叩きつけて破壊しました。
彼が今回の騒動を裏から操っていた魔人で、自分の意のままに命令を聞く魔王を生み出す為、ジュラの大森林中の色んな種族の有力者に名前を授けていたのです。
オークロード【ゲルド】やガビルも、ゲルミュッドに名付けられた個体でした。
狂って行く自分の計画に焦りを覚えたゲルミュッドは、自分の手で戦況を変えるべく湿地帯へ向かいました。
戦場に降り立ったゲルミュッドは、ガビルを始末してオークロードの糧にしようと攻撃を繰り出します。
しかしそれを防いだリムルによって追い詰められたゲルミュッド。
オークロードに自分を助けるよう命じますが、オークロードはゲルミュッドを喰らって力を増し【魔王ゲルド】へと進化しました。
鬼人達の総攻撃を受けるも、強い再生能力によってすぐに回復してしまいます。
リムルは鬼人達を下がらせ、そして自分のスキル「捕食者」と【超速再生】、魔王ゲルドの【腐食】と回復能力の対決が始まりました。
お互いを喰らい合う対決の中、リムルは魔王ゲルドの心の声を聞きます。
全ては同胞を大飢饉による苦しみから救う為の行為でしたが、それを率いていた彼は大きな罪を背負っていました。
しかしリムルは「オーク全員の全ての罪を喰らう」と宣言します。
喰らい合いに負けた魔王ゲルドは、自分達の罪の全てを引き受けてくれたリムルに感謝しながら消滅したのでした。
翌日。
湿地帯の中央に設けられたテントに、リムル達の他、ドライアドのトレイニー、リザードマン、ゴブリンの代表者が集まっていました。
リムルは魔王ゲルドの記憶から得た情報を皆に伝えます。
魔王ゲルドとの約束通りオーク達に罪を問うつもりはないと宣言し、全てのオークをジュラの大森林で労働力として受け入れる事を決定しました。
そしてジュラの大森林の各種族間で大同盟を結び、相互協力関係を築きたいと提案します。
トレイニーによってリムルをジュラの大森林の盟主とした大同盟が成立した事が宣誓され、リムルは内心冷汗をかきながらそれを受け入れるのでした。
全ての後処理が終わった後、魔王ゲルドの側近の生き残りは新たに【ゲルド】と名付けられてその遺志を引き継ぐ事になります。
リザードマンの首領にも【アビル】と名前が付けられ、そのアビルによってガビルは今回の責任を取る為に破門され、湿地帯を追い出されます。
ガビルは父のような立派な戦士となる事を決意し、自分を慕って付いて来てくれた部下達と共に旅立つのでした。
名付けによってオークから進化した【ハイオーク】達が加わった事によって、リムル達が暮らす村は町と呼べる程に急速に姿を変えました。
新たな指導者となったゲルドは誰よりも率先して働き、町の発展に貢献しています。
様々な種族がお互いに協力し、魔物の町が少しずつ形になってきたのでした。
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