吸血鬼すぐ死ぬ(16)

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今までも親バカなのを隠しもしなかったドラウスですが、ドラルクと関わりたいあまりにちょっと斜め上の行動を始めました。

吸血鬼すぐ死ぬ16巻のネタバレ

普段から何かとケンカをするドラルクとロナルドですが、16巻ではドラルクが「死んだら負け」vsロナルドが「殺したら負け」の勝負をします。

日常生活を送るだけで何かと死んでしまう事の多いドラルクが不利かと思いきや、ロナルドの方も煽りに煽られてギリギリの様子。

普段はお互いに衝動のままに死んだり殺したりしているので、今回のこの勝負はそれぞれの忍耐が試されました。

いつもとは違う行動をしなければならないので、両人がストレスを溜めて爆発寸前な状態はなかなか見物です。

吸血鬼すぐ死ぬ16巻の感想

もはやVRC(吸血鬼研究センター)が原因でトラブルが起こる事も多くなってきましたね。

主な原因は所長のヨモツザカですが、研究に情熱が向きすぎているものの非常に有能な研究者でもあり、吸血鬼によって引き起こされる様々な症状に対する特効薬等の開発者でもあるそうです。

しかも今回彼が実験の為に作り出したのは「性質を反転させる薬」です。

それによって作った張本人までもが変化してしまいますが、元々の住人は変な性格の人物が多かったせいで(お陰で?)町はいつもより平和になった気がします。

反転パニック

VRCからヨモツザカによって奇妙な能力を持った下等吸血鬼が放たれ、新横浜の町の住人の性格が逆転しました。

ロナルドはお嬢様に、ヒナイチは天井に潜み、元凶のヨモツザカは礼儀正しい無能に。

性格反転のせいで知り合いの悉くが奇妙な性格になってしまい、それを元に戻す為にドラルクが奔走するのですが、いっそそちらの方が平和なのではないかと思ってしまいます。

しかしこの下等吸血鬼の能力は例外なくどんな性格も反対にしてしまう物。

普段から無能の権化のようなコンビニ店長の息子武々夫が反転した事により事態が収束するのですが、もう少しドラルクが振り回される様子を見たかった気もします。

親の心子知らず、子の心親知らず

16巻では、ドラウスとノースディンが友人関係である事が明かされました。

ノースディンはドラルクの吸血鬼としての師匠に当たる人物なので、友人に自分の息子の家庭教師になってもらった形のようです。

当のドラルクはノースディンを毛嫌いしていますが、一体何があったんでしょう?

そんなドラウスは息子との距離をもっと詰めたいと思っており、ドラルクと接点を持ちたいあまり知識がないのにヌーチューバーを目指すという迷走ぶりを見せます。

偶然父親の動画を見付けてしまったドラルクは、ドラウスがヌーチューブを忘れるまで構い倒すのですが、また何か別のトラブルを起こしてくれそうですね。

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